2007年-東南アジアの旅 (インドネシア-ジャカルタ, シンガポール-ナイトサファリ)

336 views

目覚めは4時30分、前日準備していた荷物を手にホテルの小さなロビーに出る。暫く待つと、卵焼きの乗ったトーストと果物、冷たい紅茶が出てきた。こんな早い時間に準備してくれてありがとう、と拙い英語で伝えた。食後、やってきたタクシーに乗り込み空港を目指した。到着は5時30分過ぎ、早朝にも拘らず国内線の搭乗手続きカウンターは人で溢れている。20分ほど待ち、手続きを行う。ジャカルタから当空港に降り立った際にしっかりとリコンファームを行っていたおかげだろうか、トラブル無く手続きを終えることができた。あとは搭乗時間を待つだけである。

時刻は6時15分、搭乗カウンターを抜け飛行機に乗り込む。今回利用した航空会社はアダムエアー(ADAM AIR)。運賃の安さもだけれど、それ以上に出発時間が希望に適していた。ただ、やはり格安運航便に不安は残る。とくに離陸と着陸の瞬間……。約1時間半のフライトでジャカルタに無事到着した。時計を見ると8時を指している。ジャカルタを発つのは14時30分。6時間という空き時間を使ってジャカルタ市内を探索することにした。目指すは、国立中央博物館とデュタ・スアラというCDショップだ。

シンガポール行きの搭乗手続きを済ませ、重い荷物を預ける。手持ちは最低限。熱気の立ちこめる屋外に出、バスで独立記念塔付近まで向かうことにした。空港からジャカルタ市内へ出ているバスは清潔感があり、やはり都市の雰囲気を漂わせている。バス停留所に到着後、まずは博物館を訪れることにした。独立記念塔の立つムルデカ公園を横切り、幹線道路を越えて目的地を目指す。走る幹線道路はとても広い。中央分離帯には緑が生い茂っており、景観をより良く見せている噴水が粋な演出をしていた。

博物館到着、そして入場である。入場料は750ルピアなのだが、国際学生証を提示すれば300ルピアで済むという。財布に入っているのは千葉大学学生証、国際学生証なんて持っていない。ふと、ある考えた頭を横切る。試しに手持ちの学生証を提示してみよう、と。結果は成功だった。「I'm a student. Studying in Japan, Chiba University」などという、適当な英語を必死に放った。博物館のガイドブックを購入し館内へ進む。

博物館1階は中庭を含む。ドアは開けっ放しで、エアコンなどは一切ついていない。ガネーシャの像が至る所に存在している。2階に上がると、ゆるやかに冷気を感じることができる。珍しくエアコンが効いているではないか。歩を緩め、鑑賞半分、休息半分で館内を楽しむ。博物館はその土地の色が強く現れる。ジャカルタがどのような過去を持ち、現在に至るのか少しだけ見ることができた気がした。

博物館を出た後、サリナ・デパートを目指した。昼食を取るためだ。どうやら、マクドナルドがあるようで、インドネシアで一度試してみたかった。思ったよりも距離があったが、幹線道路沿いだったこともあり、迷うことなく到着。朝食から結構時間の空いた昼食となった。マクドナルドはやっぱり万国共通のマクドナルドだった。値段はもちろん安かったけれど。食後、時間がおしていたこともあり、サリナ・デパートを十分に見ることなく、デュタ・スアラに向かった。少し路地に入ったこともあり、道路脇から、バイクタクシーどうだ、バジャムどうだ、と頻繁に声がかかる。もちろん無視。そうこうしているうちに目的地に到着した。意外と立派なCDショップ。早速店内を見て回り、現地の歌手のCDを数枚購入した。ジョグジャカルタで幾度となくテレビに出てきた女優兼歌手・アユシタのCDが欲しかったのだが、残念ながら手に入れることはできなかった。

ちょうど良い時間になった。幹線道路に出てタクシーを捕まえた。空港到着は14時前、出発まで30分を切っていた。搭乗手続きを済ませておいて本当に良かった……。安心感に包まれたまま、既に懐かしさを覚えてしまっているシンガポール航空の機体に搭乗した。フライト時間は2時間、窓から見える次回いつ訪れるか分からないインドネシアの景色を写真に収める。ふと気付けば睡魔に負けてしまっていた。

シンガポール到着は18時前。ちなみにシンガポールとジャカルタの時差は1時間。経度はほとんど変わらないにも拘らず時差があるので、少々違和感を覚える。シンガポールドルに両替し、シンガポール版山手線MRTに乗り、シンガポールの中心地を目指す。時刻は19時過ぎ。ここでひとつハプニングに見舞われる。泊まる宿が決まっていなかったのである。インドネシアのプランはすべて僕が立て、シンガポールのプランはすべて友だちに任せていた。それが仇となった形。事前確認し、こちらでも準備しておくべきだった。1時間近くうろうろと回り、漸く一件の宿を確保した。中国人向け安宿のため、少々不安が残るが野宿よりはましである。部屋に荷物を降ろし、本日の主要目的地であるナイトサファリに向かった。

到着は21時、開園時間が18時から24時までのため、まだ3時間ほど楽しめる。早速、21時30分から行われるメインイベント"CREATURES OF THE NIGHT SHOW"に足を運ぶ。多くの生物が姿を現し、笑いあり笑いあり萌えありで楽しかった。その後、トラムで英語の解説を聞きつつ園の奥まで行く。園内はとても広く、徒歩で回るには開園時間のみでは十分に回りきれないと感じた。途中でトラムを降り、徒歩で出口を目指しつつ放されている生物を見る。まったりした時間が心地よい。しかし、そんな楽しい空間を奪う出来事が発生する。……雨である。遠くでは雷鳴が轟き、ほろりと頬を雨粒がくすぐる。閉園まで30分以上あったが、急いで出口を目指した。十分にお土産屋さんを見ることができないまま、タクシー乗り場にたどり着いた。順番を待ちタクシーに乗り込む、そして宿を目指す。数分走ったところで突如雨滴が車を叩き出した。それは宿に着くまで止むことはなかった。

シンガポールに入り、少々戸惑った出来事や不運な出来事が重なったが、無事に目的を果たし宿に着くことができた。願わくば、もう少しだけナイトサファリを楽しみたかったことか。今日の失敗を明日に生かす、そう誓ってベッドに潜り込んだ。

-海外旅行, 東南アジア(インドネシア,シンガポール)(Nov. 2007)
-, , , , , , ,