2007年-東南アジアの旅 (シンガポール-マーライオン) [帰国日]

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疲れが溜まっていたせいだろうか、起きたとき時計の針は9時を指そうとしているところだった。いよいよ今日が旅の最終日。荷物を整理し、出かける支度を調える。チェックアウト後、宿のフロントに大きい荷物を預かってもらい外に出た。曇天ではあるが雨が降る様子は見られない。目指すはマーライオンだ。

MRTを使い、マーライオン公園を目指す。シンガポール川の河口付近にあるということで、MRT降車後、川縁をとりあえず歩くことにする。曇っているとはいえ、広がるパノラマと川沿いのオープンカフェが爽やかな印象を与えてくれる。道はしっかりと舗装されており、まったく歩くことが苦にならない。どこまでも近代的で画になる都市である。"Merlion Park"の文字が目に入ってきたのがそれから十数分後のこと、開けた場所に彼が居た。思っていた以上に近づくことができ、何度もカメラのシャッターを切る。実物は大きく鮮やかな白色。バックに澄み渡る青空が広がっていれば文句なかったのだが、そこは東南アジアの気候を恨もう。

マーライオンを見たことでひとつ達成感に襲われた。やはり、シンガポールといったらマーライオンという印象が僕の中でとても強かったからだろう。感慨に耽りつつ、昼食を取るために公園から徒歩20分ほど離れたフードコートに足を運ぶことにした。周りを見渡せばビル群が連なる。遠くに"HITACHI"の文字が見えたりする。きっと、シンガポール支社だろう。そんなオフィス街の中にあるフードコートにはビジネスマンも多くいた。食して分かったが、確かにこの味でこの安さは癖になる。そして、水辺の屋外ということで良い息抜きにもなる。自分の働く姿を想像しながら、次の目的地であるお土産屋さんに向かった。

インド人がオーナーを務めるデパートがターゲット。MRTを乗り継いで到着した。だいぶ、MRTの勝手も分かってきた。デパートの中は現地の人が多いのはもちろんだが、インド人も多く見ることができた。インドの観光者向けのガイドブックには絶対に載っているのだろう。さて、お土産としてインドネシアに引き続き、ここでも紅茶を買い込む。当たり外れの幅が小さく、且つ自分でも楽しむことのできる最適なお土産、それがお茶。バックパックの容量の2割は紅茶で埋め尽くされただろう。

買い物を済ませ、宿近辺に戻ることにする。sam(singapore art museum)に行くために。白い西洋館が出迎えてくれた。駐車場に泊まっているルノーのカングーがいい味を出している。チケットを購入し早速中に入る。順路なんて気にせず、足の赴くまま館内を歩き回る。展示物から、どこか東南アジアの香りを感じ、どこか都市的な印象を受ける。美術館は全体的にシャープにまとまっており、"シンガポール"という土地柄にぴたりと嵌っていた。マグカップとコースターを購入し、美術館隣接のカフェでまったりとくつろぎ、コーヒータイムを過ごした。

時刻は19時。宿まで徒歩で移動する。途中にある大型モール内で夕食を取り、軒を連ねる屋台を越えて行く。屋台からは様々な声が飛び交い、少しだけシンガポールらしくない姿を垣間見ることができた。東南アジアの全体的なイメージのひとつとして、軒を連ねる屋台の賑わいがあったため、少し裏切られた瞬間だった。

宿で荷物を受け取り、MRTを乗り継いで空港に向かった。22時頃到着し、搭乗手続きを行う。搭乗時刻は23時40分である。待ち時間は約1時間半。とりあえず、レッドブルを手に取った。僕の旅にレッドブルの存在は欠かせない。レッドブルで始まり、レッドブルで終わる。今回もそれが達成できた。大きなハプニングはなく、旅は終わりを告げようとしている。成田空港到着は翌日の7時頃、約8時間のフライト。成田空港に降り立ったとき、もう一度インドネシアとシンガポールの旅程を思い返し、旅の充足感に浸った上で日常生活に戻っていこう。

-海外旅行, 東南アジア(インドネシア,シンガポール)(Nov. 2007)
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