2009年-中国の旅 (上海-泰康路-蘇州-観前街)

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目覚めは8時過ぎ。若干の寝坊だ。当初は5時起きの予定だったから……、結構な寝坊かもしれない。身支度を調え、蘇州行きの電車のチケットを取るべく上海駅へ向かった。ここで予想外の事実に出会う。チケットが14時30分以降の便しか取れなかったのだ。混み具合を全く予想していなかったのは迂闊、とはいえ取る以外の選択肢は無いので自動券売機でチケットを取得し、急遽空き時間を使って泰康路を訪れることにした。機会があれば訪れてみたかった場所なので、これはこれで結果オーライだったのかもしれない。

おしゃれなショップやカフェ、レストランが軒を連ねている。雑然とした路地でありながら、どこかファッショナブル。全体的にまとまっており、心地がよい。レトロカメラを手にしたおしゃれファッションの人がぴたりとマッチする。そんな場所。今のところ、個人的に上海ではナンバーワンの場所だなぁ。適当にショップを巡り、目星をつけたカフェで昼食を取る。ここで、またまたハプニング。頼んだ料理が出てくるのが遅い! 刻一刻と蘇州行きの電車の時間は近づいてくる。時計をちらちら見つつ、料理を待つ。簡単なサンドイッチを頼んだんだけどなぁ、と思いつつ待つ。漸く料理がテーブルに着いたとき、タイムリミットを過ぎていた。味わいつつも急いで胃の中にぶち込み、タクシーを捕まえ上海駅へ向かう。

良くないことは重なるもんで、なんとタクシーの運転手が警官に捕まってしまった。むやみにクラクションを鳴らしすぎたせい……。とにかく急いで! と伝えた僕らのせいでもあるんだけど、そこはどうにかするのがタクシーの役目! そんなわけで、予約していた電車に乗り込むことはできなかった。とりあえず途方に暮れる。少し暮れた後、次の便にチケットを取り替えてもらおうとチケット売り場に出向いた。動かないとどうにもならない。

窓口の人には何とか英語が通じ、1時間遅れの便をゲットすることができた。チケットを交換してもらって気づく。実は、チケットを購入後、有人窓口を訪れいちばん早い便のチケットと購入してもらえば良かったのではないか、と。過去のことを考えてもしょうがないので、蘇州について何をするか計画する。訪れることのできる庭園は、時間の都合もあり1カ所。結果、ほんの少しだけ迷って拙政園に行くことにした。入場は17時まで。庭園到着予定時間は16時頃。スタッフから「早く帰れ」と云われるまで居座り続けようという結論に至った。大変迷惑な観光客だ。

上海から蘇州まで30分弱という短い乗車時間、電車はとても立派なものだった。日本以外のアジアの電車を甘く見すぎていたことを痛感した。さて、乗り込んだのはその一等席。豪華すぎてびっくりした。まさか、こんな席に座れるとは思いもよらなかった。やるな、CRH。蘇州で庭園を満喫した後、どこを訪れようか短い時間の中で模索する。蘇州で別の庭園を訪れることができないせいか、案外簡単に予定は決まった。拙政園から徒歩で観前街に向かい、夕食とお土産を購入、その後上海に帰る、なかなかいいプラン。

蘇州駅に着き、早速帰りの電車の予約。行きの反省が十分に生きている。21時過ぎの特急を予約した。残念ながら、今回は二等席。時間は迫っている、急いで拙政園に向かうべくタクシーに乗り込む。つたない中国語で行き先を伝え、無事に庭園に到着した。到着時間は16時前5分、とても予定通り。ひとまず安心感に支配され、意味もなくインフォメーションセンターに入った。効き過ぎたクーラーが心地よい。中には日本人のツアー、客が大勢いた。ご年配の方々。今からどうやら帰られるようだ。ツアー客がいなくなり、またまた日本人に出会えない予感、そんな思いを抱えセンターの扉から外に出た。

日が傾きかけ、庭園からは人の姿が刻々と消えていっていた。これこそ個人旅行の醍醐味! ツアー客がいなくなってからの観光地はひと味違った趣がある。風景をゆっくりと楽しめる、写真もゆっくりと撮れる、そして時間を感じることなく歩くことができる。気づけば、意味なくカメラのシャッターを押し続けていた。おかげで蓮の花が実は造花だった、などという知らない方が幸せだった事実を知ってしまったりもした。水と緑の調和がおもしろく、また楽しくもあり結局18時過ぎまで滞在していた。スタッフが現れることもなく、のろりと出口から庭園の外に出た。

空を見上げると微妙に雨模様、というか今にも泣き出しそう。スコールみたいな雨も十分に予想されるだけに、少しだけ急ぎ足で観前街を目指した。途中、ぽつりと来たため、ついにこの旅行初めての雨か! と構えたのだが、幸運にもぽつりで終わってしまった。そのぽつりに触発されてさらに急いだため、思ったよりも早く観前街の門をくぐることができた。その門のところで中国人の一家から撮影依頼を受けた。中国語で「はいチーズ」は何なのか、さっぱりわからない。適当でいいや、ってことで「ワンツースリー」で撮ってみた。とりあえず成功の雰囲気。その後の会話で、日本人ということに驚かれた。やはり、この時間に日本人が観前街を訪れていることが珍しいんだろうな。現にこれ以降ここで日本人と会うことはなかったから。

観前街ではケンタッキーやマクドナルドが並び、中国っぽさがあまり感じられない。そういえば、上海に来てまともに上海料理を食べていない。食べるっきゃないでしょ! ということで、中華料理屋に入った。まずはビールを頼む。珠江ビールっていうの。知らずに適当にオーダー。料理も雰囲気でガシガシ頼む。おかげで終盤は苦しみながら食っていた記憶。しめて159元なり。炒飯、角煮の高菜あえ、鶏がガツンと入ったスープ(足もね!)、そして何なのかわからんけど食感が楽しかった料理。「これって、本当に上海料理に括られるのかな」と後から気になったのは忘れよう。

足の赴くままに入店したお土産屋さんで蜂蜜を購入して上海に戻った。電車が遅れたこともあり、本日も世界一高い展望台に上ることは叶わなかった。明日の予定から考えても、今回の旅で上ることは無理だな、頭をよぎる目標未達成という文字群。今までが上手くいきすぎていたから、これくらいのハプニングは仕方ない! そう考えたらとっても楽になった。ホテルの近くのローソンで買ったレッドブルを一飲み。明日の皆既日食を少しだけ期待しつつ部屋に戻った。

-海外旅行, 中国(桂林,上海)(Jul. 2009)
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